【オススメ書籍】世界一子どもを育てやすい国にしよう!出口治明氏・駒崎弘樹氏対談
北から台風がやってくると、高揚感と期待感に胸が膨らんでいます笑
どーも。ライフキャリアスタイリストのchikaです(^_-)-☆
先日、この本を読了しました!
「世界一子どもを育てやすい国にしよう」
タイトルから、どんな内容だろうと想像をかきたてられますよね。
この本はライフネット生命の出口治明さんとNPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんが対談形式でお話を進めていきます。
【詳しいお2人のプロフィール】
(出典:https://www.work-life-b.com/)
右:出口治明さん
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長。1948年生まれ。京都大学法学部卒業。日本生命に入社。ロンドン現地法人社長などを経て2006年に退職。その後ライフネット生命保険創業。『「全世界史」講義』(新潮社)、『人生を面白くする本物の教養』(幻冬舎新書)、『世界史の10人』(文藝春秋)等、著書多数。
左:駒崎弘樹さん
認定NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2004年にNPO法人フローレンスを設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを首都圏で開始、共働きやひとり親の子育て家庭をサポートする。複数の公務を兼任。『働き方革命』(ちくま新書)、『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(ちくま文庫)、『社会をちょっと変えてみた』(岩波書店、共著)等、著書多数。
お2人ともメディア露出が多いので知っている方も多いと思いますが、お2人の対談というのは、この書籍が初めてだったそうです。
ここからは、私が印象に残った言葉やお話を。。
①幸せな子どもを増やすことは幸せな女性を増やすこと
頭では分かっているんだけど、ロジカルな答えはみつからなかった。でも、この本を読んで
「なるほど」と理解できました!
②ワークライフバランスではなくライフワークバランス
(出典:hosp.kobe-u.ac.jp)
1年間は365日、8760時間。
日本人(正規雇用者)の1年間の平均労働時間は2000時間。
人生の大半は仕事で決まる的な考えが多い中で、1年間の2割~3割しか仕事をしていないのだと示された数字。だからこそ、ワークよりも先にライフが前にくるべきと強い意思を感じました。個人的にも、この数字は今後使えそう。。。ニヤリ( ̄▽ ̄)
また、話のなかで「人間は時間があれば何かをやってみようと思う生き物なので、この特性を利用しない手はありません」と。さすが、良いこと言いますやん!
「仕事1本だと、そこでつまずくと自己肯定感が下がってしまうけど、別でコミュニティをつくることで自己肯定感がつくられる」!まさに!
納得感となんとも言えない爽快感があいまって、このページにそっと折り目をつけました。
③貧困家庭は親の教育水準も低く言葉遣いも悪い、食事をとることもできない家庭が多くある
グサッときてしまう言葉ですが、ある実験で貧困家庭の子どもたちに読み聞かせ・歌・お絵かきなどの良質な教育を就学前(小学校入学前)を実施した結果、就学前教育を受けていない貧困家庭の子どもたちに比べて、40年後、生活保護率も失業率も低く、年収も高かったそうです。もちろん、貧困家庭の子供たちが全員そうというお話ではありませんが、就学前教育の大切さを痛感できた事例でした。
④ジェンダー・ギャップ指数が世界145カ国中101位
各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数。本指数は、経済、教育、政治、保健の4つの分野のデータから作成されています。
正規雇用率も大学進学率も日本女性は男性に比べると圧倒的に低いです。現在は女性の社会進出や活躍もあり配偶者控除などが開始された高度成長期の頃に比べるとだいぶ改善されてきたのではないでしょうか。
しかし、まだまだ仕組みや子育てへの理解も不十分。女性のさまざまなライフステージ(結婚、就職、妊娠、育児、介護など)を乗り越えやすい体制を社会も会社も家族や友人もつくっていかないといけないのだと感じました。
私自身も仕事において、子育てをすることはキャリアのリスクになったり、周りへ迷惑をかけ、煙たがられる存在になるのではと、子どもを産むことに抵抗があった時期があります。
なぜなら、そうゆう現場を何度も目撃したことがあったから。
子どものお迎えが・・・・、子どもが急な熱がでたからすみません・・・と、子育てママは何度も謝りながら早退をし、残っているメンバーに仕事が割り振られる図。
そうですよね。残っているメンバーにも予定があるわけで、この仕事をやることでデートの時間が削られるかもしれない、趣味の時間が減らされるかもしれない。
そんな状況だったら、文句の一つや二つ言いたくなる気持ちも分かります。
なので、仕組みを変えていかないといけないのだと常々思うわけです。
もちろん、女性活躍やワークライフバランスに成功されている企業事例はたくさんありますので、仕組みを真似してみてもいいかもしれないですね。
ここでは一部のご紹介になりましたが、若手起業家として第一線で活躍を続ける駒崎氏と飽くなき好奇心を持ち、先進的で未来志向の出口氏のロジカルであたたかさの詰まった一冊です!
私の意見もちょいちょい、挟んじゃいましたがぜひ、一読されることをおススメします(^_-)-☆
ライフキャリアスタイリスト chika
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